右脳型の不動産アドバイス

心の科学から資産価値をみる


右脳型の家作り・家選び

右脳型は 感覚 > 論理

右脳は、感覚脳とも呼ばれ、視覚情報の全体的な把握や映像的な記憶に優れており、音楽のメロディーの把握や点字などの触覚的認識も得意としています。顔の表情の読み取りは右脳が大きな役割を果たしています。

一方左脳は、言語脳とも呼ばれ、言葉を話すことや読み書きを得意としており、物事のすじみちを立てる論理的思考に優れています。また計算能力に秀でており、さらに分析的、継時的な情報処理にも大きな力を発揮します。

右脳を使うことが多い右脳型の人は、感性的・主観的・文科的な活動が得意なタイプが多く、逆に論理的・客観的・理科的な活動については苦手になりがちです。例えば買い物をする時、手に持った商品の細かな違いに気がつくことが出来る一方で、カタログでスペックを説明されてもピンと来ないことが多かったりするのが右脳型の人の特徴です。

家作り・家選びは右脳型に不利

不動産のような高額商品の場合は、普段の買い物と多くの点で異なります。滅多に買わないから知識がないとか、高額なために失敗を怖れてしまうなどの違いがあり、こうした特長は、自動車や貴金属などの他の高額商品も共通してもっています。

しかし不動産には、さらに固有の特長があります。同じものが二つとなく、自動車のショールームのように別の同じものでの確認はできません。また、大きさが他の商品に比べて桁違いに大きいため、隅々まで触れて使うなどの体験ができません。新築の物件の場合は完成前での契約が多く、商品そのものが実在しない状態で買うことになります。

買う前に触れたり使ったりなどの体験が大きく制約される不動産は、体験による感性を屈指するのが得意な右脳型の人にとっては、得意技が封じられることになります。つまり、右脳型の人は不動産を選ぶのが不利なタイプといえるのです。このことは、家を選ぶ(買う)ときばかりでなく、家を作るとき(建て替え・リフォーム)でも同様になります。

不動産・建設業界は右脳型傾向

不動産の場合、買う側だけでなく、売る側のタイプも大きく影響します。家を売ったり作ったりする側の人が属する業界は、不動産業界と建設業界に大別され、それぞれ特長が異なります。

不動産業の人は、家の売買などの取引が主な仕事であり、いわゆる文科系の人が携わっています。不動産は顧客の商品知識が一般に弱いこともあって、取引の成否に対しては、顧客とのコミュニケーションが他の商品以上に影響します。このため、相手の表情を把握することに長け、コミュニケーション形成に有利な右脳型のタイプが多くなります。

建設業の人は、家を作るのが主な仕事であり、いわゆる理科系の人が携わります。しかし、電気・機械等の他の製造業と異なって機械化の範囲が小さく、自らの手を使った職人仕事の割合が高くなっています。このため、感覚や経験に依存する面が強く、右脳型の要素が色濃くなっています。

また、建築家を頂点とするヒエラルキーが形成され、芸術としての価値観が存在するため、この点からも右脳型への傾斜が強くなっています。

右脳型とのマッチングは弱点を増幅

右脳型の人が家を買ったり作ろうとする時、相手の業者の人も右脳型であった場合は、苦手分野が似ることになるので、もともと不動産に弱いという特徴が増幅されてしまいます。

例えば、双方が言語的情報の扱いが苦手であると、設計図書に書かれた注意事項をお互いに読み落としてしまい、入居して初めて思っていた内容と違うことに気付き愕然とすることがあります。

また一方で、ともにコミュニケーションをとるのは得意なために意気投合してしまい、大切な確認をしないままに話を進めてしまっていたという欠点増幅もよくあるパターンです。

左脳型とのマッチングで弱点をカバー

相手の業者の人が、自分とは反対の左脳型である場合、自分の苦手分野をカバーしてくれることが多くなります。特に苦手分野が、不動産において重要なものであったときに、その効果は大きくなります。

右脳型の人は、機器の使い勝手のように感覚を基にするものは得意ですが、耐震性能のように抽象的思考を伴う事項は苦手とします。業者の人が左脳型であれば、こうした事項の理解をサポートしてもらいやすいので、判断の際の負担が軽減出来たりします。

ただし、これはお互いの信頼関係が築きやすい反面、業者の人に頼りきりや任せきりになる危険性も含んでおり、それぞれの意志が正確に伝わっていることが伴っていなければなりません。

マッチングが恵まれない時に備える

人との相性も重要ですが、本来の目的は『家』という物件です。欲しいと思う物件があっても、それを担当する業者の人が相性がいいとは限りません。これに備えて、自分の弱点の補強策をあらかじめ準備する必要があります。

一番簡単な方法は、身内にいる左脳タイプの人と一緒に家選び・家作りをすることです。ご夫婦が違うタイプの場合が最も効果的ですが、似たもの夫婦という言葉もあり意外と少ないケースです。むしろ左脳型の実家のお母さんが有能な助言者であることが多いです。

注意すべきは、身内や知人に建設業の方がいる場合です。専門分野だということで口を出されることが多いのですが、建設業は右脳型の人が多く、冷静・客観的になれずに熱くなってしまい、かえって混乱させてしまうことが珍しくありません。要注意です。

右脳型の人の家選び・家作りにおいては、事前に左脳型の協力者を準備しておくか、あるいは自分自身の左脳的能力を鍛えておくことが肝要です。さらに、右脳の働きが過剰にならないような準備も考えておきましょう。



じっくりと左脳的能力を鍛えてみる             


準備する時間がないので、左脳型の専門家に協力してもらう  


すでに契約してしまったけど、今からでも出来ることをしたい 


実は左脳型かも知れないので、そちらのアドバイスも聞いてみる 



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